憎むべき差別やヘイトスピーチ。それでも言論を取り締まることには疑問が残る
今日のウォールストリートジャーナルの記事(米IT企業の白人至上主義排除、業界内で批判 - WSJ)には 非常に考えさせられた。 シャーロッツビルでの事件を機に、次々と大手IT企業がネオナチ系サイト「デーリーストーマー」をネット上から締め出す決断をし、実行した。
差別は許されるものではない。しかし、アメリカでも日本でも憲法において国民に保証されている権利、「言論の自由」という観点からすると これらのIT企業の行っている行為が一概に正しいとは言い切れないことを上記の記事は示唆している。
日本でもネット上に差別的発言は山のように転がっており、SNSサイト等からヘイトスピーチをまたはヘイトスピーカーを締め出すべきだと言う議論は 幾度か散見したことがある。
しかし、例え差別主義者でも極端な馬鹿者でも、国や企業から言論を奪われることは、非常に危うい事なのではないか。 まずはどんなことが起きようとも冷静に抑制的に考えることが必要だろう。